絵本

俺は絵本を直視出来ない。号泣してしまうだろう。心が空っぽなのを純粋な絵本のキャラクターに見透かされているようで、耐えることが出来ない。

思えば、母親に絵本を読まれた記憶が無い。引き出すことが出来ない。本当に無かったのか、有ったのか、それがわからない。

一緒に字を書く練習をした記憶よりも、思ったように特定の字が書けなくて辛かった思い出しか無い。

ここから、大金を得るような人生を歩もうとも、心には空洞があり続けるだろう。そういった社会不適合者だからこそ、こういった撮影が出来るのだと思う。
普通の心の持ち主であれば、こういったことは出来ない。感傷的になったのは、俺に子供の幽霊でもとりついているからだろうか。

実は昨日撮影中に怪現象があった。部屋の照明が何度も付いたり消えたりした。
それも一二度では無い。

始めはセンサーがあるのかと勘違いしてフロントに電話したが無かった。部屋の照明の故障だと思いたい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です